モジュール詳細：反転柚葉色暗号

木々、草花、動物、そして...回転?

モジュールは、3つのディスプレー、キーボード、2つの矢印、及び現在のページを表示するボタン(送信ボタン)で構成されている。

右の矢印を押すと、次のページに移動できる。左の矢印を押すと前のページに移動できる。ページは全部で2ページある。

復号された単語を取得したら、それを送信する。入力を開始すると、全てのディスプレーが暗転し下のディスプレーに入力された文字が表示される。

入力を消去するには、いずれかの矢印をクリックする。ページが移動し、入力した文字列が消去される。6文字を超える入力はできないようになっている。

入力に問題がなければ、「SUB」と書かれたボタンを押して、回答を送信する。ミスが記録された場合、モジュールの最初のページに戻るが、暗号の再生成はされない。

ステップ1: 換字式ルービックキューブ暗号

このステップでは、ページ1の上のディスプレーにある暗号化された単語と真ん中のディスプレーにあるキーワード(キーワードA)と下のディスプレーにあるキーワード(キーワードB)が必要である。

まず、キーワードAからアルファベット鍵を作成する。アルファベットをすべて単語の後に配置し、重複するすべての文字を取り除く(最初に出現したものは取り除かない)。

3×3×3の立方体を作成する。立方体Aは以下の図に示すようにAからZで埋められる(中心には文字が配置されないことに注意する)。立方体Bは以下の図で順にKENVMPABCDFGHIJLOQRSTUWXYZがある場所に埋められる(まず面の中心を順に埋め、残りの文字を前面、中央、背面の順に、前から見たときに読み順で埋める)。

キーワードBのそれぞれの文字を利用して、以下の図に示された方向に立方体Bに回転を加える(ハイライトされた8つの文字を指定された方向に回転させる)。この回転方向は、対応する面の正面から見たときに時計回りになるようになっている。回転する回数については、その下の表を利用する。

キーワードBからの英字	AEIMQUY	BFJNRVZ	CGKOSW	DHLPTX
回転する回数	1	3	5	7

暗号化された単語のそれぞれの文字の立方体A上での位置を求め、立方体B上での同じ位置の文字と置き換える。これが完了すると、新たな暗号化された単語が現れる。

例

暗号化された単語: IJNCIM
キーワードA: REVEALED → キー: REVALDBCFGHIJKMNOPQSTUWXYZ
キーワードB: MATE → 回転: 1×B, 1×U, 7×L, 1×F

I → H
J → C
N → V
C → F
I → H
M → L

新たな暗号化された単語：HCVFHL

ステップ2: セマフォア回転暗号

このステップでは、ステップ1で得られた新しい暗号化された単語と、ページ2の上のディスプレーに表示されたキーワードが必要である。

以下の表を利用して、暗号化された単語のそれぞれの文字をセマフォアに変換する。その後、対応する位置にあるキーワードの文字のアルファベットでの位置に45°を乗算し、その値だけセマフォアを時計回りに回転させる。

A

B

C

D

E

F

G

H

I

J

K

L

M

N

O

P

Q

R

S

T

U

V

W

X

Y

Z

その結果を文字に変換する。

例

暗号化された単語: HCVFHL; キーワード: MARSHY

H	C	V	F	H	L
M 585°	A 45°	R 810°	S 855°	H 360°	Y 1125°
Z	K	M	I	H	R

New Encrypted Word: ZKMIHR

ステップ3: 連鎖ビットシフト暗号

このステップでは、ステップ2で取得した暗号化された単語、ページ1の真ん中のディスプレーに表示された初期値、ページ1の下のディスプレーに表示されたキーワードが必要になる。キーワードが6文字より短い場合、6文字以上になるようにそのキーワードを繰り返す。初期値を二進数に変換する。 nの初期値を5に設定する。

暗号化された単語の各文字に対して、逆順(右から左)で、以下の手順を適用する。

この数字を二進数に変換する。nの初期値を30とし、以下のステップを6回繰り返す。

• 英字を5桁の二進数に変換する(A = 00001 ... Z = 11010)。この5桁の二進数を今までの二進数の末尾に追加する。
• nビットの二進数を左にmビット分シフトする(最上位ビットは最下位ビットに移動)。ここで、mは同じ位置にあるキーワードの英字のアルファベットでの位置である。(ここで、シフトするビットは必ずnビットであることに注意する。二進数がn桁より短い場合、左側を0で埋めてn桁にする。)
• nを5増やす。

その後、二進数を十進数に変換し、以下の手順を繰り返して数字を6つの英字に変換する。

• 数字を26で割った余りを求める。この数字がアルファベット上の位置になる英字が復号された英字である。結果が0の場合、Zに変換する。
• 数字を26で割り、小数点以下を切り捨てる。これが次の数字になる。

6回繰り返した後の余分な数字は無視する。最後に、単語を逆順にして復号された単語にする。

例

暗号化された単語：ZKMIHR; 数字：0; キーワード：QUARTERS

R=10010を追加し左にE=5シフトする: 10010
H=01000を追加し左にT=20シフトする: 1001001000
I=01001を追加し左にR=18シフトする: 100100001001100
M=01101を追加し左にA=1シフトする: 00100001001100011011
K=01011を追加し左にU=21シフトする: 1011001000010011000110110
Z=11010を追加し左にQ=17シフトする: 001101101101010110010000100110

229991462 % 26 = 12 = L | 229991462 / 26 = 8845825
8845825 % 26 = 1 = A | 8845825 / 26 = 340224
340224 % 26 = 14 = N | 340224 / 26 = 13085
13085 % 26 = 7 = G | 13085 / 26 = 503
503 % 26 = 9 = I | 503 / 26 = 19
19 % 26 = 19 = S

LANGIS → 反転 → 復号された暗号: SIGNAL